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eスキルラボ
2020/05/24

2Pickの基礎データ -新パックボーナスの倍率について-

どうも皆さんこんにちは。
シャドバコーチング担当の賀茂茄子です。
突然ですが皆さん、2Pickをプレイしていますか?

おそらくですが、まったくやっていないor少しだけやっている人が大部分だと思います。
毎回デッキを作ることがめんどくさいとか、ルピが溜まったらすぐにパックを買いたい~という人もいるのではないでしょうか?

しかしPickをやるメリットはたくさんあります。
特に資産を増やせるが大きく、上手い人は無課金でも大量のエーテルやカードを稼いでいます。

そしてその方々は「最新パックのカードが強いリーダーは強い」と口を揃えて言います。
その理由は何なのでしょう?皆様わかりますでしょうか?

というわけで本日は、2pick特有のシステムの1つ「新パックボーナス」について、統計的データを交えて解説いたします。それではどうぞ~。
※本記事を作成するにあたって、3.14miyaさん(@Conv_miyan)にご協力いただきました。誠にありがとうございます。

0)2pickの基礎的な説明

必要ないかもしれませんが、2Pickの基礎的な部分について復習します。

——————————–
・一回に4枚提示されるカードの中から2枚を選び、計30枚のデッキで戦います。(提示されるのは、30×2=60枚)
・2Pickは提示されるカードがレアリティごとに決まっています。↓
 ブロンズ:12枚
 シルバー:8枚
 ゴールド&レジェンド:6枚
 ニュートラル:4枚
・提示されるのは、最新パックから数えて4つと1部のベーシックカードです。
——————————–

では本編に行きましょう。
《提示されるカードの割合》

1)新パックボーナスって何?

新パックボーナスとは、最新パック(今だとVEC)カードが出やすくなるという、2Pick特有のシステムのことです。
1年くらい前は提示倍率が調査されていたのですが、最近は行われていませんでした。

しかし今回3.14miyaさん(@Conv_miyan)にご協力いただき、統計的に信頼できるデータを得ることができました。誠にありがとうございます。
《最新パックが出やすいという、2pick特有のシステム》

2)新パックボーナス調査方法

今回は、以下の方法で集計を行いました。

・1試合で30枚×2回=60枚提示されます。今回108試合のデータを集計しました。
・カードをレアリティごとに分け、さらにパックの種類で分類し、提示枚数などを算出しました。
・新パックボーナスの有無について、適合度検定を実施。
 有意水準5%で判定を行いました(よくわからない人は気にしなくて大丈夫です。)。
・集計期間は、アディショナルカード追加前かつ2019年10月となっています。

3)結果

では結果です。なお以下のグラフは、「pick全体での特定のカード1枚の期待掲示枚数」をグラフを表示しています。

例えばブロンズ&ベーシックカードの「漆黒の法典」は、一試合で平均1.14枚提示される計算になっています。

【ブロンズ】
・VECのカードは、他のカードと比べて出現しやすい。また検定を実施した結果、新パックボーナスがあることが判明した。(他のパックと比べて、大体1.4倍程度)
・他のカードは、大体同じような確率で出現。

《pick全体での、特定のカード1枚の期待掲示枚数》
【シルバー】
・VECのカードは、他のカードと比べて出現しやすい。また検定を実施した結果、新パックボーナスがあることが判明した。(他のパックと比べて、大体1.4~1.5倍程度)
・他のカードは、大体同じような確率で出現。(若干ALTのカードの出現率が低いが、ROGなどと比べて出にくいという結果は得られなかった)。

《pick全体での、特定のカード1枚の期待掲示枚数》
【レジェンド】
・vecのカードは、他のカードと比べて出現しやすい。しかし検定を実施した結果、新パックボーナスがあるとは言えないことが判明した。(他のパックと比べて、大体1.1~1.2倍程度。ブロンズやシルバーと比べると低い)
※追記・・・アディショナルカード追加後は、確率が変動する可能性があります!

《pick全体での、特定のカード1枚の期待掲示枚数》
【ニュートラル】
・vecのカードは、他のカードと比べて出現しやすい。また検定を実施した結果、新パックボーナスがあることが判明した。(他のパックと比べて、大体1.5~1.6倍程度。)

《pick全体での特定のカード1枚の期待掲示枚数》

4)考察

※ニュートラル枠の考察は省きます。
全てのリーダーに等しく提示される枠だからです。

・全体として、新パックカードが出やすい
 ⇒新パックカードが強いリーダーは、総合的に強いデッキができやすい(逆のことも言える)
・ブロンズとシルバーは、新パック補正を強く受ける。
 ⇒これらのレアリティが強いリーダーは、安定して強いカードをプレイできる。
・レジェンド&ゴールドカードは、新パック補正を受けているとは言い切れない。仮に受けていたとしても倍率が1.1~1.2倍と低め。
 ⇒新パックカードの強弱より、まんべんなく強いカードが多いリーダーが強い。

【コメント】
筆者は今回の結果を見て、ブロンズとシルバーに1.5倍近くの補正があることに驚きました。今環境のドラゴンが強い理由がわかった気がします。

またレジェンド枠の補正がそれほど強くないことも新たな発見でした。この枠に関しては新パックよりも、全てのカードを見て強弱を判定すべきだと考えられます。

5)おまけ調査

今回データを取っていただいたmiya氏から、
レジェンド枠について以下のようなことが言えるのではないかと助言されました。

・1回で提示される2×2=4枚のレジェンド枠には、最低1枚レジェンドカードが含まれる。
・レジェンドカードよりも、ゴールドカードの方が提示数が多い傾向にある。

この仮説に基づき、miya氏に追加検証をしていただきました。以下が結果です。
グラフを見ると、レジェンドは最低3枚提示され、ピークは4枚であることがわかります。つまりレジェンド枠提示1回で、最低1枚は提示されると言えます。

またゴールドカードはレジェンドよりも多く提示されることが判明。検定を実施した結果、有意水準5%で有意な差が見られました。

つまりゴールドが強いリーダーは、それらが多めに提示されるので有利です。またレジェンドカードがまんべんなく強いリーダーは、最低3枚強力なカードを手に入れられると言えます。

《この画面で最低一回はレジェンドカードが提示される。それを踏まえても、ゴールドカードの方が提示されやすい。》

終わりに

今回算出したデータに対しての考察は一部です。
各リーダのカードプールと比較しながら見ていけば、より面白い考察が導けると思われます。

2Pickは即時でデッキを作るため、事前にこのような知識を知っていると有利です。このデータを活用していただければ何よりです。

それではこのへんで失礼します。

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